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四月物語

松たか子主演の「四月物語」をDVDで見ました。

もちろん、日本語の授業で使うことを前提として、です。
正確に言えば、これが授業の中で見せて、価値があるか、学生達に見てよかったと思ってもらえるかどうか。

映画はなかなか見ることのできない私ですが、岩井俊二監督の作品は他に「ラブレター」を見ました。会話よりも映像を重視しているのですね。

だからこの「四月物語」も武蔵野の春の美しさや、大学キャンパスの学生達の表情や、北海道の自然の清々しさが繊細に描かれています。
・・・でも、でもね、言葉が聞き取れているか、どんなシチュエーションでどんな言葉が用いられているかを探ってほしいと思ったら、これを授業の中で用いていいのかどうかは悩みます。
特に「四月物語」の場合、上京してきて一人暮らしをし始める前半のシーン、ヒトと会話するといっても単語単位。「名前は?」「にれのうづき」「趣味は?」・・・。学生同士の会話ってこんなもんだったかしらね、と思うほどに。

結局は何を主眼において、学生達に映画を見せるか。
-映画そのものの味をわかってもらいたいのか。
-使われている言葉を理解してもらいたいのか。

この映画の場合、田舎から東京に来た女の子が、一人で都会の生活の中で色々感じながら人間関係を構築していく有様がわかればいいと思う。でも耳も働かせて会話の聞き取りをしてほしいと思う教師だったら、この映画は不適だろうな。

使用教材の選別って、意外と難しいなぁ・・・・。



映画内で出てくる「武蔵野堂」という書店。
実はロケ地は幕張だそうです。

「幕張堂」じゃん!!

それと、いくら’98作品と言えども、ヒロインの相手役にあの俳優さんでは・・・。大学2年生って設定でしょ?ちょっと年さば読みすぎ。
by haru-0425 | 2008-04-27 00:00 | 仕事

13歳女児と8歳男児に鍛えられているWM。


by haru-0425
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